『行くぜっ! 怪盗少女 - ZZ ver. -』
5/23(水)に発売された ももクロベストアルバム『桃も十、番茶も出花』の “初回限定 -モノノフパック-” の特典ディスクに収録されている『行くぜっ! 怪盗少女 - ZZ ver. -』(^^)
作詞・作曲 前山田健一、編曲 invisible manners で、新体制形成に伴い再録音された “ダブルゼータ バージョン” となった怪盗少女ですが…
編曲を担当された invisible manners さんが、製作話をツイートしてくれています(^^)
この製作話を読んで、そんな想いが、情報が含まれている事を知った上で、もう一度CDで音源をチェックしてみてください…(^_^)
・invisible manners さんツイート
我々の発信力では販促力にはならないと思いますが、#mymcz にちなんで
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
モノノフパックをご購入頂いた方に感謝の意を込めて
Disk3収録の『行くぜっ! 怪盗少女 -ZZ ver.-』の製作話についてお話しさせて下さい。#ももクロ結成10周年 #TDF #ももクロ
新規怪盗のお話を頂いたのは1/21の終演後の幕張でした。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
「一番おっかないの来ちゃった」というのが率直な想いでした。
笑一笑、チントンシャンの作業で一足先に前を向いて動けてたとは言え、
1/21時点のももクロさん達やモノノフさん達の不安や動揺の感情と同じものを我々も持ってました。
このお話には非常に動揺しましたが、ただ大変光栄なことに前山田さんと宮本さんのお二人で話し合って決めて頂いたそうで、これは断れないなと思いました。あとなんとなくですがフラッシュアイデアとして20代の大人になった4人による怪盗少女がイメージ出来た事も背中を押してくれました。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
宮本さんに「現在のモノノフさんにとっての怪盗はLiveのDMBのイメージが強いのでそれを反映できると良いかも」と助言頂きました。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
ただLive版アレンジはそのままではスタジオ作品に収めてもLive版の高揚感は再現出来ません。違った方法で何かLiveの高揚感を継承できればと考えました。
7曲ぐらい近年の怪盗ライブ版を聴き比べましたが、一番イメージに近いのは「夏バカ2017の一日目」の怪盗でした。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
作業にあたって、まずは前回のパラアウトのトラックを頂きました。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
パラアウト・トラックというのはMixする前の状態で、個別の楽器だけで再生出来る状態のデータです。想像はしてましたがトラック数もめちゃくちゃ多く、原曲の前山田さんアレンジは本当緻密でまさに「要塞」でした。
そこで曲中で起こってる事を隅々まで把握する必要があるなと考え、全てのトラックのフレーズを一旦完コピして新しい音源で弾き直しました。打楽器含め60トラックぐらい。ここでの作業は「伊勢神宮を建て替えるイメージ」でした。根気。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
全体的に音色の重心を下げています。キックは重く、タムのチューニングも低め。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
毛羽立ったロックギター。大人っぽさ。これはDMBのLiveのイメージです。
変化部分が大きいのはAメロで、より16Beatを強調した現代的なFunkにしました。
トラックダウン時のトラック数はボーカル抜きでも116トラック。尋常じゃない数ですが、これは最終的に「怪盗らしさ」を皆で協議しながら完成させるために前回の前山田さんのトラックで象徴的なものなども一部加えた数です。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
そこから協議し微調整して完成に至ります。
大きいスピーカーや、カーステレオ、低音の出るイヤフォンで身体をリズムに揺らしながら聴くと、色々な細かい音が身体にカチッと組み込まれ、身体が楽曲の一部になるようなイメージを狙って作りました。是非ライブにいるつもりで踊りながら聴いて下さい。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
話は飛びますが、東近江やドームで4人は更に「伸び代自体」を一気に拡張させた事を知らしめたと思います。4人の個々のボーカルの声量や表現力の幅などに如実に現れてていて心を揺さぶるものでした。Chaos、Cosmosで吐露されてた4人の気迫は、そのままパフォーマンスになって昇華されていました。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
6人の5人の怪盗がライブでどんどん変わって行った様に、怪盗ZZverのアレンジも今まだ始まったばかりだと思います。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
ここから先は、4人やDMB、スタッフやモノノフさん達によって更に昇華して行く事と思います。
我々インビジの楽曲も歌い繋がれ皆様の手で変わっていくのを見る事が出来たら嬉しいです。
専門的な話に偏ってしまい、また一部は僭越な表現になり申し訳ございませんでした。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
改めてももいろクローバーZさま、10周年おめでとうございます。
最後にトリビア的な余談を。
・10年もすればそれこそ大怪盗な訳で、SEのパトカーも国際色豊かに3倍ぐらいに増員してます。
— invisible manners(インビジブル・マナーズ) (@invisiblemanner) 2018年5月26日
・間奏のスクラッチは一番最初の怪盗から当時の4人の声を抜粋し擦ってます。
過去と現在を繋ぐイメージ。
・耳を澄ますと聴こえるラストサビのリードギターは伏見蛍の粋な計らいです。幻聴ではないよ!
関連リンク
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コメント
コメント一覧 (67)
ダブルゼット?
ダブルゼータ?
ありがとうございます
曲提供の仕事を初めてまだ2年?くらいなのに凄いね。
初めて聞いたとき唸りましたよ。。
この怪盗大好きだ!
ですね。
ダブルゼータ読み
クリエイターさんたきの本気が伝わるエピソード、いいですね。
ダブルゼータでいいと思います。
ももクロの曲にはぜんぜん反映されてないのが残念
ファンクってブラックミュージックじゃないの?
分かる気がする。でもももクロだからそのままって訳にはいかない事情があるんかも。
Blastはアイドルソングの中では突出してヒップホップ的だと思う。
制作の裏側が垣間見えてうれしいです.
Blast
Decoration
笑一笑
…
感謝感謝
関係ないけど、ファンファーレで3人が戦士なのに玉井さんだけレスラーなのは何故なのかを前山田さんに聞いてみたい
チントンシャンも育てようぜ!
あらぶるあの娘の声が聞こえる気がするアレですか。粋ですね♪
興味深い内容ありがとうございます
曲もだけど言葉選びが凄く優秀で音が自然に入ってきて耳に残るというか…
ヒプマイでじゅんじゅんの所のレコード会社のエースみたいになってるしこれからもどんどんいろいろな楽曲提供して欲しい
ももクロを支えてくれる方たちの苦労と努力がうかがえるな!
この危機を一緒に乗り越えていこうとする意気込みを感じました!
バレイベ初日で流れた怪盗は今でも忘れられません!
観客も含めて、俺たちも何とかしたいという気持ちが前面に溢れていました!
しかもそれが歴史深い怪盗だもんな。
まだ生まれたばかりだからピンと来ない人もいるだろうが、製作者が育てて欲しいと言うんだったら、メンバーと俺らで育てるしかないっしょ!と熱く言っちゃう今日この頃。
ドーム楽しかったなぁლ(๏‿๏ ◝ლ
ある程度の音量も必要ですね。
スープレックスですからね。ジャンボ意識してますね。前山田さん知ってるのかな?
一人だけなんか変だったんですがw
そだねー きちっと残る形でね また10年後に読んでみたい
とりあえずハイレゾ対応買わんといかんな
夏菜子のレガースがトラブルで、この直前に脱いだって
実況してくれた人がレポートしてくれてたハズですよ。
そうだったんですね。ありがとうございます。
現場で見てましたが、そこまでの余裕がなくてw
だから、Zver.にZ(現在のももクロ)を上乗せしての
ZZver.なのかも知れないな、なんて。
あと、今後の4人の活躍の為にも、このベストはもっともっと売れて欲しいです!
ももクロならではのあるある
人数変更とササキアヤカに関心が行き過ぎてちゃんと聴いてなかったwww
実際、Zの誓い、Z伝説も素晴らしい!早くゴリパン聴きたい
ものすごくたくさんの音がリミックスされていて、
CDレベルの音質では団子状態。
ぜひハイレゾ化望みます。
Moraでの配信された音源が凄いから。
機械が良いほど凄い音になりますよ。
玉井さんの『若大将』は元々ジャンボからきてるっていうのは川上さんが公言してたんで前山田さんも知ってるかと思うんですけど
夏菜子・・・太陽の戦士
あーりん・・・愛の戦士
れにちゃん・・・鋼の戦士
なんで戦士で統一しなかったのかな?って
あえての「すかし」なら順番的にも役割的にもれにちゃんかなって
あと、ZZの間奏にももクロMIX入ってません?
ももクロMIX聞こえる。
ヘッドホンすると左側から。
ジャーマンスープレックスホールドなんかきれいに決めそうだけど。
人は戦士に 生まれ変わる
〜太陽の戦士〜みんなの若大将〜愛の戦士〜鋼の戦士〜
中野さんやハマちゃんが注目されて余り話題にならなかったけど、マホロバなんて最高! 米米を思い出してノリノリになっちゃいます(^^
発売日辺りにもコメント有ったと思う
私はかなこ位まで聞こえるんだけど…
いっそのこと、バックドロップにしてくれればよかったね笑
曲もだけど言葉選びが凄く優秀で音が自然に入ってきて耳に残るというか…
凄くわかる。つーかむしろチントンシャン目当てで笑一笑のCD買いました。。
個人的には、この歌詞って4人になって、新しい道を進んでいく決意を歌ってるように聞こえてしまいます。
例えば「ガッカリさせたらごめんなさい、でもキッチリ白黒つけるから」「苦肉の策よりやりくり上手」などなど。ラスサビ前の歌詞も、そう考えるとグッと来てしまいます。。
そっから、でも頑張るっきゃない、無問題...!というね。
ツッツク ツッツク ツッツク コメント フォ~!